新リリース:XRY 10.12、XAMN 8.0、XEC 7.12、KTE 10.12
XRY、XAMN、XEC、KTEの最新バージョンリリースをお知らせいたします
幅広いサポートと効率の向上で、調査をよりスマートに
次世代レベルのモバイルデータの抽出と分析を提供する、XRY、XAMN、XEC、KTEの最新バージョンリリースをお知らせいたします。XRYでは、ロック解除されたAndroidデバイスにおけるサードパーティアプリの抽出を更に向上し、XAMNでは [調査] ペインが刷新され最も関連性の高いデータに迅速かつ効率的にアクセスすることがこれまで以上に容易になりました。
XRY 10.12リリースの特徴
ロック解除されたAndroidデバイスのサードパーティアプリの抽出を向上
Logical (Full read) アクションでAndroidデバイス抽出を実行し、フルファイルシステム(FFS)抽出に失敗した場合、XRYが自動的にアプリのサンドボックス抽出を試みる機能が追加されました。これが成功すると、XRYはすべてのサードパーティ・アプリデータをアプリケーション・ダウングレード無しで抽出します。
Android FFS(フルファイルシステム)アンロックドジェネリックプロファイルを強化
Android FFSアンロックドジェネリックプロファイルにさらに2つのエクスプロイトが追加され、以前よりもさらに多くのデータの抽出が可能になりました。
エージェント経由でのiPhoneからのFFS抽出のサポートを追加
XRY 10.12のApple iOS FFSエージェント アンロックドジェネリックプロファイルを使用することで、エージェントを使用してロック解除されたiPhoneからFFSを抽出することが可能になりました(iOS 15.0-15.7.1/16.1.2が対象)。
UNISOCフィーチャーフォンをXRYでサポート
UNISOCフィーチャーフォンのサポートがXRYに追加されました。XRY PhysicalまたはXRY Burnerライセンスで動作します。
Wi-Fi抽出機能の向上
ローカルWi-Fiホットスポットを設定する機能がXRYに追加され、XRYとデバイスをペアリングできるようになりました。接続すると、XRYはこの接続を使用してデバイスと通信し、データを抽出します。
XRY Pro
- 新しいBFU(Before First Unlock)デバイスのブルートフォースと抽出サポートをExynosデバイスに追加
- XRY RAMalyzer – 新機能のディープスキャンを追加
- XRYブルートストームのアップデート – マスクの一部として既知の数字を入力できるようになりました。
XAMN 8.0リリースの特徴
調査ペインが刷新され、関連データに直接アクセス可能に
XAMN 8.0では、最も関連性の高いデータに集中しやすくなりました。ケースを開くと、[調査] ペインにハイライトとすべてのデータの2つのタブが表示されます。デフォルトでは [ハイライト] が選択されています。
プロジェクトVICチェック実行時のフォトDNAハッシュのマッチング
既知の児童性的虐待のコンテンツ(CSAM)のハッシュを含むプロジェクトVICデータベースにより、XAMNはデータベース内のハッシュと一致するハッシュを持つケース内の写真を自動的に制限指定することができます。XAMNの今回のリリースでは、既知のCSAMに類似した写真を自動的に制限指定することもできます。
制限指定された写真や動画をカテゴリーごとに非表示にする設定
XAMNのProject VIC機能には、制限指定された写真や動画を非表示にする機能があり、捜査官が既知の児童性的虐待のコンテンツにさらされるのを防ぐことができます。今回のリリースでは、非表示にするカテゴリーを選択できる詳細なオプションが追加されています。
アーティファクトを別のビューで直接開く
あるビューでアーティファクトを確認する際に、別のビューでも開くようにできれば、現在の作業タブで状況を確認しながら、そのタイプのアーティファクトを調査しやすくなることがあります。これが簡単にできるようになりました。アーティファクトを右クリックすると、利用可能なオプションが表示されます。
列)ビューでカーソルを合わせると写真や動画を表示
列)ビューで作業しているときに、写真や動画のファイル名にカーソルを合わせると、サムネイルプレビューがポップアップ表示されるようになりました。これにより、列ビューで異なるタイプのアーティファクトをすばやく確認することができます。
XAMNテキストインテリジェンスパックに言語を追加
オフライン翻訳と言語検出に使用されるXAMNテキストインテリジェンスパックに、3つの言語サポートが追加されました:ギリシャ語、ハイチ・クレオール語、マレー語。
XAMN Viewerのサポート強化
- マップフィルタービューが追加され、位置情報付きアーティファクトの地理的概要を取得できるようになりました。オンラインマップへのアクセスが必要となります。
- タイムラインフィルタービューが追加され、特定の時間帯に基いて、アーティファクトを簡単にフィルタリングできるようになりました。
- 会話ビューが追加され、メッセージングアーティファクトをより効率よく確認できるようになりました。
- 認識されたコンテンツフィルターが追加され、画像コンテンツ認識処理によって出力された結果の確認に使用できるようになりました。
XEC 7.12リリースの特徴
Kioskをリモートで起動
XEC Directorの7.12リリースより、リモートでKioskを起動できるようになりました。クライアントシステムを右クリックして、起動を選択してください。
最後にログインしたユーザーの詳細情報
クライアントシステムに最後にログインしたのはどのユーザーであったかという情報が、より明確に表示されるようになりました。
XEC DirectorでグローバルKioskAdminパスワードを設定
XECに接続されたすべてのKiosk、Tablet、XRY Expressクライアントシステムに使用できるグローバルパスワードの変更と設定が可能になりました。
XRY ProからXRY Officeへのエンタープライズライセンスのフォールバック
XRY OfficeとXRY Proの両方のライセンスでEnterprise License Managementを使用すると、
XRY Proの共有ライセンスがない場合、XRY ProクライアントシステムがXRY Officeを実行するようにフォールバックします。
各クライアントシステムのBitLockerステータスを表示
XEC Directorの今回のリリースでは、クライアントシステムでBitLockerが有効な場合、青色のロックアイコンが表示されます。BitLockerが有効になっているクライアントシステムを簡単に確認できます。
Active Directoryユーザーのフルネームを刷新
組織のActive Directory経由でXEC Directorにユーザーを追加できるようになりました。
Enterprise License Managementシステムのレポート機能を強化
XEC Directorに新しいレポートビューが追加されました。XEC Enterprise License Managementシステムで
クライアントシステムの使用状況に関するインサイトを提供します。
KTE 10.12リリースの特徴
ワークフローにおける自動ドキュメント作成を改善
自動ドキュメント作成において、フォレンジックプロセスドキュメンテーションなど、
Microsoft Wordのテンプレートの使用にいくつかの改善が加えられ、
さらに簡単かつ堅牢に、効率的になりました。
XRY Expressでスキャン前の情報をエクスポート
XRY Expressで、スキャン前の情報をPDFファイルにエクスポートできるようになりました。
XECへの接続をテストし、接続問題のトラブルシューティングを実行
XECに接続されたKioskやTabletのクライアントシステムで、Kiosk管理者がXEC Directorへの接続をテストできるようになりました。
アップデートされた製品の全機能、対応デバイスおよびアプリ、XRY、XAMN、XEC の改善点についての詳細は、MSABカスタマーポータルから、最新の製品リリースとリリースノートをダウンロードしてご確認ください。