XRY、XAMN、XECの最新バージョンのリリース致しました
新リリース:XRY 10.10、XAMN 7.10、XEC 7.10
サポート拡大と効率性の向上で、調査をよりスマートに
XRY、XAMN、XECの最新バージョンのリリース致しました。
MSABより、さらに幅広いAndroidのフルファイルシステム・サポート、XAMNのキーボードショートカットの追加、XECのレポート機能の大幅な向上など、MSABの製品スイート全体の効率性をさらに高めるアップグレード、革新的な機能を追加しました。
最近リリースされた主な機能の特徴は以下のとおりです。
XRY 10.10リリースの特徴
XRY 10.10では、モバイルデータの抽出とデコードを、現場の捜査官でも中央のプロフェッショナルでも、より高速かつ効率的に行うことが出来る様になりました。MSABの強力なデータ復元ソフトウェアは47,000以上のデバイスに対応しており、それには480以上のアプリと4,600以上のアプリケーション・バージョンが含まれます。
注目すべき情報はこれだけではありません。
- Androidのフルファイル・システム(FFS)コンセント・ジェネリックの幅広いサポート
XRY 10.10では、AndroidのFFSコンセント・ジェネリック・プロファイル(ロック解除されたデバイスのジェネリック・プロファイル)がさらに強化され、抽出機能が大幅に向上しました。XRYでAndroidのFFSコンセント・ジェネリック・プロファイルを使用するだけで、新たに数百種のクアルコム搭載アンドロイド・デバイスを抽出できる様になりました。
- ドローンのサポート向上
ドローンデータは多くの調査でますます重要になっています。XRYの最新リリースでは、これらのデータ処理がより簡単になりました。新しいドローンインポートプロファイルでフライト、飛行経路、予定飛行経路を表示できるようになりました。XAMN Proのドローンタブを使用すれば、調査に新たな可能性が広がります。
- MediaTekのサポート拡大
XRYは、これまでも比類のないMediaTekサポートを提供してきましたが、今回のアップデートではその機能をさらに拡大しています。Unihertz Jelly StarといったデバイスをサポートするMT6789チップセットが追加されたことで、「Android MediaTek Generic」プロファイルは、より強固なものとなりました。これらの対応デバイスがデスクに届いたとき、自信を持って対応することができます。
XRY Proリリースの特徴
XRY Proの最新リリースでは、多くの新しいプロファイルが追加されました。Samsung Exynosデバイスが、「Samsung Exynos Generic」プロファイルを使用するだけで抽出できるようになりました。
XAMN 7.10リリースの特徴
XAMN 7.10は、ワークフロー簡素化と調査支援を目的として、大幅に機能を強化しました。この強力な分析ツールの主な改善点には以下のものがあります。
- キーボードショートカットで調査を効率化
XAMN Proの新リリースでは、内蔵キーボードショートカットの柔軟性を向上させ、調査の効率を大幅に向上させます。今回の最新リリースでは、キーボードショートカットを編集できるため、頻繁に使う機能を迅速に呼び出すことができ、より便利になっています。
- Project VIC評価オプションの改善
XAMN ProのリボンメニューにあるProject VICボタンから、写真の判定やProject VICプロパティの編集が簡単にできるようになりました。この新しい機能追加により、ワークフローが簡素化され、複数の写真を同時に簡単に処理できます。
- ドローンデータとElcomSoft iOS抽出データのインポート
XAMN 7.10では、デコード機能が強化され、よりさまざまな作業が可能となり、利便性が向上しています。ジオグラフィックKMLファイルの、V2 Forensicsドローン抽出データ、DJIドローン抽出データ、ElcomSoft iOS FFS抽出データをXAMN Pro内でシームレスにインポートできるようになりました。
XEC 7.10リリースの特徴
XEC Directorは、オペレーション管理の生産性を高める、頼りになるソリューションです。最新リリースではこの生産性を新たなレベルへと高めます。
- クライアントシステムのソフトウェアアップデートのプロセスを向上
XEC Directorによるクライアントシステムの一元的管理は、すべてのクライアントに管理者による手動アップデート不要で最新バージョンを提供するなど、多くの利点を備えています。
XEC Director 7.10では、セットアップファイルのアップロードプロセスがバックグラウンドで処理されるようになったため、中断することなくツールを使い続けることができます。さらに、ソフトウェアのアップデートプロセスにおいて、より詳細な情報を提供し、ユーザーエクスペリエンスを向上させます。
- 新標準レポート – アプリサマリー
MSABではお客様のニーズに直接応えるソリューション開発に取り組んでおり、お客様からのご意見・ご感想はMSABにとって重要です。この方針により、新たにアプリサマリーレポートが導入されました。この新機能では、抽出済みのAndroidやiOSデバイスに関して、デコードされたアプリおよび関連するデータアーティファクトの数をコンパイルし、デバイスから抽出できたものを簡単に表示することができます。この種の情報は、例えば犯罪統計を政府機関に報告するために必要となる場合があります。
- レポーティングビューでカスタムレポートが簡単に作成可能
標準的なレポートだけでなく、より詳細なレポートを作成する必要がある場合や、政府機関向けのレポートが必要な場合など、ニーズに合わせてカスタマイズされたレポートを作成することができます。MSABプロフェッショナルサービスにセットアップサポートをご依頼いただいても、弊社からのガイダンスに従ってカスタムレポートをご自身で作成いただいても構いません。
KTEリリースの特徴
捜査の迅速化とパフォーマンスの改善を実現する革新的なツールで、現場の皆様を支援します。
- MSAB Kiosk、MSAB TabletにSpeech-to-Text機能を搭載
MSABの最先端のソリューションに今回追加された優れた強化機能のひとつは、非常に強力なSpeech-to-Text(文字起こし機能)がMSAB KioskやMSAB Tabletにも搭載され、より多くの皆様が利用できるようになったことです。
- 自動レポート機能の強化
MSAB Kiosk、Tablet、XRY Expressの最新バージョンでは、抽出中に行われたアクションに関するレポートを自動的に簡単に作成できるようになりました。
アップデートされた製品の全機能、対応デバイスおよびアプリ、XRY、XAMN、XECの改善点の詳細につきましては、MSABカスタマーポータルから、最新の製品リリースとリリースノートをぜひダウンロードしてください。