新リリース: XRY 10.4、XAMN 7.4 、 XEC 7.4
MTK チップセット・デバイスの物理抽出サポート、CLBX ファイルのインポートのサポート追加、さらにモバイルフォレンジックの解析を新たなレベルへ。
本日のXRY、XAMN、XEC のリリースでは、フォレンジック調査、デジタル捜査を含む全てのユーザーがモバイルデータをこれまで以上に迅速かつ容易に取得、分析するため、大幅に前進しました。
新バージョンの機能、サポートするデバイスやアプリケーションの詳細については、MSABカスタマーポータルの、最新の製品リリースとリリースノートをダウンロードください。
今回のリリースの特徴:
XRY 10.4
XRY 10.4は、データ抽出、デコード性能がさらにパワーアップし、サポートするデバイスの総数は43,400以上に、アプリケーションは4,300以上となりました。
iOS サポートの向上: 新リリースでは、最新の iOS 16.1 のサポートを強化しており、Apple Notes、 Apple Warrant Returns のサポートが向上されています。さらに、フォレンジック・スペシャリストは、名前を変更または削除された iOS ファイル システム イベントを、ジェイルブレイクされたデバイスから取得できます。
MTK ロックデバイス対応拡張: 捜査官がさらに多くのデータにアクセスできる様、XRY 10.4には、Android MediaTek Generic プロファイルを使用して、ロックされた MTK チップセットのデバイスからのデータの物理抽出、デコードのサポートが追加されました。
さらに幅広いモバイル関連のデータを処理するために、新リリースでは Twitter Warrant Returnsの追加の復号サポートが加わっています。また、新リリースは、最新の CLBX ファイルのインポートとデコードをサポートします。UFDR ファイルのインポートも引き続きサポートしています。
.xry ファイル形式で保護チェーンを守る: .xry フォレンジックファイル形式は、保護機能と暗号化が内蔵されています。このリリースでは、 XRY ファイルを構成して、256 ビットの暗号化で記述し、セキュリティを高め、デジタルデータの安全性を更に高めることが出来ます。
Wicker Cloud データのダウンロードのフォレンジック サポート: XRY 10.4 には、XRY Cloud の改善機能が含まれています。Android デバイスから復元されたトークンを使用して、Wickr Cloud アカウントからデータをダウンロードできることを追加しました。
XRY には、多くのユーザー エクスペリエンスの向上を盛り込み、デジタル証拠を抽出すると同時に、柔軟性と、よりスムーズな操作をご提供できる様になっています。
XAMN 7.4
当社の XAMN Spotlight、Horizon、Elements の既存のユーザーは、今回のリリースでは追加料金なしで XAMN Pro に自動でアップグレードされます。
XAMN Pro(エグザミン・プロ)は、次世代のモバイルフォレンジック・ツールです。データを高い精度で、より速く、より簡単に、より正確にデータを発見、分析する事を可能にします。XMAN Proは、すべてのデータ成果物をマッピングおよびインデックス化し、最適に提示できるよう保証された、市場で唯一のソフトウェアツールであるという独自の利点を通して、優れた機能性と価値のメリットを提供します。
接続ビュー・フィルターへの簡単なアクセス: 大量のデータと接続がある場合に検索を絞り込む際、設定したしきい値以上のインタラクション数を持つ接続にフォーカスを当てたい時、接続ビュー(コネクション・ビュー)フィルターに早期アクセス出来る様になりました。
また、XAMNは、収集したデータを調査する際の柔軟性を高めるために、ユーザーエクスペリエンスと全体的なパフォーマンスを大幅に向上しました。
XEC Director 7.4
セントラルポイントからのさらなる制御: XEC Directorでは、MSAB KioskまたはMSAB Tabletクライアントシステムを管理者がロックし、ユーザーのログインを禁止できる様になりました。さらに、監査ログを閲覧する際に、過去に削除したクライアントシステムやユーザーを表示したり、含めるように選択することが可能になりました。
新リリースにはユーザーエクスペリエンスをさらに向上させるアップグレード、アップロード機能も含まれています。
MSAB Kiosk, MSAB Tablet, MSAB Express
さらに、新たなリリースでは、管理者だけでなく全てのユーザーが、破棄されたワークフローに保存された復元データに自動で直接アクセスできます。
標準化されたデジタルフォレンジックレポートの顕著な改善: ツールの操作のワークフローの中で撮影した写真、メモを全て自動生成されたフォレンジック・レポートに簡単に追加出来る様になりました。加えて、目撃者の同意書の配置が、完全に制御可能になった上、SFR レポートでは抽出ワークフローのシーケンスを要約できるようになりました。